だって、思いついたから このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-09-23シング ア 念仏

ロミオとジュリエット

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ロミオ! どうしてあなたはロミオなの?」

「親がつけたからだよ」

ロミオ! どうしてあたしはジュリ江なの」

「それも親がつけたからだよ」

ロミオ!」

「うるさいよ! 宿題やってんだよ!」

「お芋が焼けたわ」

「あ、そう」

「お芋、嫌いなの?」

「嫌い」

ロミオ! ああ、どうしてなの! こんなことってあるかしら! ああ! ロミオ!」

「ああ、もう」

「ロミ」

窓を閉めると、ジュリ江の声は聞こえなくなった。高い金を出して防音ガラスに変えた甲斐があったというものだ。

「ロムホ!」

突然、窓が開いて、ジュリ江が顔を出す。口に芋を咥えている。

「何?」

焼き芋ゲーム

「やらねえよ!」

窓を閉めて、今度はカギをかけた。

窓には、焼き芋をとりあう二匹の狐の様子が、影絵で映っている。

ああもう、何で俺の名前はロミオなんだ。

狐で窓を打ち破ったジュリ江、母さんに戻って、

「だって、思いついたから」

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