だって、思いついたから このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-09-29狗肉の咲く

22世紀の付喪神

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付喪神サーガ

http://d.hatena.ne.jp/firestorm/20060928/1159377123

「おー、久しぶり」

「おー」

「生きてる?」

「なんとか」

「今月、何匹出た?」

「今月だけで15。その内、社内で処理したのが8。業者に頼んだのが4。で、残り3が逃亡中」

「こんなとこに居て良いのか?」

「良いんだよ。てか、何で電気屋が怪物退治するんだっつーの」

「はは。全く」

「まさか、ソニーが潰れて、こんなことになるとはなあ……そっちはどうよ」

「ああ、今月は25」

「うわ、それ、やばいな。大丈夫か?」

「それが、全部社内処理」

「マジで」

「……それがさ、うちの付喪神対策課、とんでもないの造ったらしくてな」

「造った? 武器か何か?」

付喪神と会話する研究してた爺さんをうちの会社が引き入れたっての、前に言ったよな」

「ああ、ステレオとかパソコンとか付喪神にしてたやつか。成功したのか?」

「いや、うちに来たのも爺さんの研究中に一人娘が付喪神に殺されて、大学を追い出されたせいだしな。で、こっからが企業秘密っていうか、やばい話なんだが」

「もったいぶるなよ」

「まあ噂なんだがな。爺さんがやってる研究ってのが」


そのとき、二人の居た喫茶店カウンターから爆発音がした。二人は咄嗟にテーブル下に隠れる。同時にボンッという音がして、横のテーブルに居た男の頭が破裂した。

電子レンジか……ついてない」

「一応これ防護服なんだが。自社製品だけになあ……」

そのとき、二人の隠れるテーブルの横を、白い足が通り過ぎた。

「お、おいッ」

「くそッ」

二人が銃を構えて、テーブルから顔を出したとき、既に事は終わっていた。

カウンターの中には、長い黒髪の白いワンピース女性がスラリと立ち、両手を胸の前で合わせるようにして、電子レンジを挟み潰していた。

女性は、カウンターお金を置くと、吹き飛んだドアから外に出て行った。

二人も、他の客達も何が起こったのか、わからずにいた。

男が放心しながらも、やっと口を開く。

「……あのさ、さっき言ってた爺さんだけど、娘さんが死んでから、研究変えたらしいんだわ」

「……ああ、何の研究だ?」

「人の、付喪神

sasuke8sasuke82006/09/29 22:51付喪神の断章。以下の文章からかなりインスパイアされてます。
http://neo.g.hatena.ne.jp/objectO/20060928/p1
から
http://d.hatena.ne.jp/nekoprotocol/20060928/1159443240
http://d.hatena.ne.jp/rerasiu/20060929#p4
なんて感じで、世界が変容していって、
http://d.hatena.ne.jp/hachi_gzk/20060929#1159468703
みたいな未来が待ってると。
あ、楽しい。こういうの。