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2007-02-2856億7千万年後に現れる弥勒よ、今ユンボルを救え!

少年ミロク

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重機人間ユンボル、終わるらしいですね」

「らしいね……。冷静じゃないか、君。君はそんな涼しげな顔をして、何も感じないのかい? 仏ゾーンが大好きだったってのは嘘かい? それとも何が起ころうと笑って許せる悟りを開いたってのかい? ゆるゆるで行こうって、そう思ってるのかい?」

「……か」

「え?」

「大丈夫なもんか! でもしょうがないじゃないか! でも、しょうがないじゃないか!」

「……君、泣いてるのかい?」

「泣いてなんかないさ。真顔でキーボードに向かってる。だって、泣いたって、泣いたって、ユンボルは帰ってこないんだ! 千手パンチのように! プリンセス・ハオのように!」

「君……」

「チクショウ……単行本派は死に際にも立ち会えない」


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2007-02-27当初の予定をぶんなげる

最期の一行

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  1. 「ああ、この文章が終わるまであと20行か……あと20行後には僕は死ぬんだ」
  2. 「隆君……そんな事はない……君の病気は治るんだよ」
  3. 「ほっといてくれよ先生
  4. どうせ俺は死ぬんだよ!」
  5. 「ほっとくもんか!
  6. いいかい、君の病気ほとんど治ってるんだよ。
  7. 後は君の生きたい気持ちだけが必要なんだ。
  8. ほら、病は気からって言うだろ?
  9. え、知らない? 
  10. ほら学校行きたくないとか思ってるとお腹痛くなるやつ。
  11. 先生もよくそれで休んだっけ。
  12. で、休むと決めたら、お腹痛いのなんか直ぐに直っちゃってね。
  13. 母親に見つからないように布団被ってゲームボーイやったもんさ。
  14. あの頃は魔界塔士SAGAというゲームにはまっててね。
  15. 面白かったなあ。
  16. ゲームとしての容量は少ないんだけど、システムストーリーに、荒削りだけどセンスを感じた。
  17. あの最後の神との会話には痺れたねー。
  18. まぁチェンソーで瞬殺するんだけどね、はは。
  19. あー、あの頃のゲームは良かったなあ」
  20. 隆は死んだ。
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2007-02-25転載してぶんなげる

究極のメニュー

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古代中国に一子相伝暗殺術あり。一度向き合えば生きる術はなく、故にその姿を見るものはない。

古代中国暗殺料理なるものが存在していた。一子相伝で伝えられるその料理術は、かの秦の始皇帝の毒見役13人と側近23人を暗殺せしめた最強の暗殺術として記録にのみ名を残している。かくして無敗の暗殺術が、何故消えていったか、今日はその話をするとしよう。


あるところに仲の良い夫婦がいた。妻は夫を愛し、夫は妻を愛していた。妻は料理が得意で、食べることが好きな夫にとって毎日の食事は天国のようであった。妻は夫に言った。「私は料理しかできません。ゆえにこの料理があなたへの愛そのものなのです」

あるとき、夫は、妻が料理法を記した本を偶然に読み、その中に「最高の料理」という項を見つけた。夫は妻に、この料理を作ってくれと頼んだ。しかし妻はそれを拒んだ。喧嘩などしたことのなかった夫はむきになり「お前は、私への愛は料理で表すと言った。しかし私への愛は最高ではないのだな」と言った。妻は悲しそうに答えた。「愛しております。それゆえにこの料理は作れないのです。判ってくださいませ」「わからぬ。たかが料理ではないか。やはり、お前は別の者のことを」そこまで言ったとき、妻は泣いた。「違います。違います」「なら、この料理を」「…わかりました」妻は涙を拭いて夫を見た。涙に腫れたその目には暗い光が宿っていた。


妻の作った「最高の料理」とはまさに「最高」であった。天国に昇るかと思えるような、これまでにない味の料理が、次々と出てくるのだ。そして不思議なことに、もう腹は膨れているのにもかかわらず空腹のときと同じように美味しいのだ。「もっと、もっと」夫は際限なく料理を要求した。やがて、夜が明けて、太陽が真上に昇る頃までも夫は料理を食べ続け、腹を破裂させて死んだ。妻は、夜まで泣いて、自らも料理を食べて喉を詰まらせて死んだ。


妻は暗殺料理継承者であった。暗殺料理の真髄は、秦の始皇帝に使える毒見役の目と鼻をも欺いた毒も薬も使わない「最高の料理」にある。その究極の料理人間無限の食欲を呼び起こす。強制的に止めさせたとしても、薬物などよりも酷く記憶に焼きついたその味は、料理を食べた人間精神を崩壊させる。


暗殺料理の一子相伝の哀しみは、弟子が暗殺料理を完成させるまでに師匠が味見をすることによって起こる。暗殺料理が完成したそのときに師匠暗殺料理によって死ぬのだ。


(「中国料理戦術」著者不明)


「……というような話があるのよ」

へぇー、栗田君、良く知ってるね。俺も知らなかったのに」

「というわけで、次の究極のメニューVS至高のメニューは、これで行こうと思うの…」

中国の究極料理か…、よし、調べてみよう。あれ、栗田さん、もう帰るの?」

「実は、昨日、実家に帰ってたとき、お婆ちゃんが…。喉に料理を詰まらせてね…」

「…そうか。お気の毒に」


栗田ゆう子。現代に生きる最後の暗殺料理継承者である。

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2007-02-24ハードポイルドパパ42歳。目玉焼きは半熟が好き

ハードボイルドパパ、息子を諭す

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「いいか、進。良く聞くんだ。男は強くなければ生きてはいけない。だが優しくなければ生きていく資格が無い」

「うん」

「よし、良い子だ。じゃあ、もう一回だ」

「うん」


一方的に殴り蹴り殴り蹴りして、空中で翻弄し続けた後の、光り輝く一撃にて相手は動かなくなった。ゲーム画面上で勝ち名乗りを上げる息子のキャラクター。「パーフェクト!」とノリの良い英語ゲーム音声が告げた。


「いいか、進。良く聞くんだ」

「うん」


導かれ死者達

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「ぬうう! きよまろ! 私はアリーナ姫と結婚して、やらしい王様にならねばいかんのだ! こんな奴に負けるわけにはいかんのだ!」

「良く言った! クリフト! 最初から飛ばしてくぞ! SEEEEッッT!!」


「うおおおおおおおお!」「ぬううううううううううう!」


「くらえええええ!! ザキル! ザキルガ! ザキルゼム! うおおおおおおおお! バオウ・ザキルガアアアアアアアアアア!!」


バルザックにはきかなかった


「ブルルウウウワワワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」

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2007-02-22マクドナドーナールードーアイムラビニー

自白探偵

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「事件が探偵を呼ぶんじゃない。探偵が事件を呼ぶんだ」


探偵は溜息をついた後、淡々と説明を始めた。

密室トリックは至って簡単です。この部屋の脱出経路は、東と南に面した窓と北側のドアのみ。死体発見時には、ドアには鍵がかけられてました。そして東と南の窓は」

警部が探偵言葉を継ぐ。

「どちらも開かなかった。内側から鍵がかかっていた」

前者は正解。しかし後者は」

手をピストルの形に変えて警部に向け、探偵は少しだけ笑った。

ウソだった。実は東の窓には鍵がかかってなかったんです」

「そんな……俺とお前で確認したろう」

警部が驚いて探偵に聞き返す。

「警部は手順を間違えたんですよ。まず先に二つの窓が開かない事を確認してから、二つの窓のカギを確かめた。開かない東の窓に鍵がかかってないと思い込んだ警部が、南の窓が開かない事を確かめ、カギを確認していたとき、犯人は鍵を閉められたんです」

「なんと……そんな事が。まさか、そんな大胆な」

警部がうめき声を上げる。

「ええ。大胆な犯人です。窓は外側からつっかえ棒で開かないようになっていました」

ううむ、警部は自分の失態にうなった。

探偵は一度眼を瞑った後、推理の仕上げを行なう。

犯人は、死体発見時にその場に居合わせ、窓の確認をした警部の後に誰にも気づかれず鍵を閉める事が可能で、窓の外側の仕組みを誰よりも早く片付ける事ができた人間。何より、事がうまく運ぶように、犯人は現場の空気を支配しうる立場になければいけない。それに該当する人間は一人」

その場にいる全員が探偵の次の言葉を待った。警部はいつの間にか手錠を手に持っている。

「それは、この僕です」

「10時46分、被疑者確保」

呆然とする皆をよそに、警部の事務的な声だけが響き、探偵が連れられていく。


自白探偵は、現在において43事件を解決し、うち13件の犯人探偵自身、24件が共犯もしくは協力者であった。44番目の今回の事件では、おそらく出てこられないだろうと関係者は見ている。正直で明け透けな性格は、彼を知る人には好かれていたようだ。

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2007-02-20見ずとも良い。見れば心憂い必ずや後悔する。

腐界樹の迷宮B8Fのライフハック『ぼくらの五日間戦争』断章

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f:id:sasuke8:20070311132323p:image


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sasuke8sasuke82007/02/21 00:10自分で自分が気持ち悪い。でもこの妄想で退屈な五日間の依頼を乗り切ったのは事実。

sasuke8sasuke82007/02/21 20:01おおお。nekoprotocolさんの所からかつてない人が……私の恥ずかしい妄想をこれだけの人が見るの?どうもありがとうございます。
元々はnekoprotocolさんのH×H世界樹から、グリードアイランド編のゴンとキルアの修行編みたいなのを考えていたのに、草むらに寝転ぶメガネ美少女アルケミストが胸を押さえ目に涙を溜めて何かに耐えるように顔を背けている様子が浮かんでは消え浮かんでは消え、どんだけエロゲ・エロマンガ脳かと思いました。やばい。

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2007-02-17私の夢は夢を持った大人になる事です

実況:ピラミッド部vs芭蕉部

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第六回萌理賞

小説部門 - 400字程度。「萌理学園」が舞台ならテーマは自由です(例えば「バレンタイン」とか)。

原作部門 - 200字程度。「萌理学園」の設定(人物・組織・場所・逸話など)を募集します。

http://q.hatena.ne.jp/1171125033

萌理学園では部活に通うことで「部活経験値」を得ることが出来ます。

そして「部活レベル」を上げることによって、それに応じた「部活特技」を身に付けることが出来ます。

http://d.hatena.ne.jp/sunagi/20070214#1171457301

「出た~! ピラミッド部の協力部活特技『涙の逆ピラミッド落とし』だあー! 泣いています。部員全員が泣いています。血の涙を流して、歯を食いしばる姿は流石に見ていられません! 原尾部長仮面のあらゆる隙間から赤い液体がどぼどぼ出ています。試合終了と同時に、入院確定でしょう」

青春の赤い血潮というやつでしょうか。青いです。いや、やっぱり赤い」


「対する芭蕉部はというと……アーッ!! な、なんと俳句を読んでいる! 空に浮かぶピラミッドを見ながら俳句を読んでいます! さすが芭蕉部! 今にも落ちてきそうなピラミッドの下で、俳句を読んでいます! 風流です! 風雅です!」

「これも芭蕉部の協力部活特技『どこでも句会』ですね。互いに死力を尽くしているという事でしょう」

ピラミッド季語になるのかが気になります!」


「あ、芭蕉部の彼が一句できた模様です」

「ああ、彼。えーと、彼、誰でしたっけ」

「えーと、ああ、そう、部長芭蕉君です。松尾芭蕉と同じ名前だから部長になったという芭蕉君です」

「名前と肩書きは目立つのに影が薄いですね」

芭蕉君が、俳句を読み上げるようです。聞いてみましょう」


「古池や川に飛び込み 溺れたよ」


ピラミッド関係なーい! どうやら、芭蕉君の嫌な思い出のようです!」

「死を目前にしながら走馬灯が過ぎったんでしょうか。そう考えると趣がありますね」

芭蕉部から、拍手が起こっています。芭蕉君、とても嬉しそうです」


「ん、ピラミッド部に動きがありますよ」

「な、なんと、いつの間にか原尾部長が倒れてます! やはり血を流しすぎたかー!」

部員の動きが慌しいですね」

「あ、部長を置いて部員が逃げ出しましたよ。これは」

「制御できなくなった逆ピラミッドが落ちてくるようです」


芭蕉部は、まだ俳句を読んでます。秋深き 隣は何を する人ぞ なのかー!」

「これは、ちょっとでかいですね……これは、我々も」

「皆さん。我々もプロを志す者として最後まで実況いたしたいのですが、どうやらここまでのようです。ピラミッド部VS芭蕉部の行方は、明日の朝刊等をごらん」


ズン。


萌理学園 部活動発表

第3回戦 ピラミッド部 対 芭蕉部 

ピラミッド部、芭蕉部、実況部 全員リタイア

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2007-02-15ロックンロール七部袖

それはまた別のお話

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「こないだ、駅前歩いてたら、急にドカン!って凄い音がして振り向いたら自動車燃えててさ。しかも中に人がいるっぽくて何か動いてるのが見えるの。俺はもう全然動けなくて怖くて情けなくて泣きそうになってて……でもまあその話は置いといて、その人ごみの中にさ、誰がいたと思う? 西田。あの爆乳西田。あの3組で一番可愛かった子。あの子が彼氏らしき男と一緒にいてさ、声かけたら向こうも覚えててくれてて少し話したんだけど。この彼氏らしき男ってのが、何か病院患者みたいな青い服着てて、なんか始終ぶつぶつ言ってんの。でも西田はその彼氏普通に喋っててさ。よくよく話聞くと、西田ヤバイ事になってるみたいなんだけど、まあこの話はどうでも良いな。でさ、その西田に教えてもらったんだけど、4組担任だったスマイル、あの若くて爽やかな奴、やっぱり生徒と付き合ってたみたいで、子供できちゃって問題になってるらしいよ。しかもその生徒ってのが、阿部ちゃんの妹らしくてさ、ドロドロしてるらしいんだけど、まあそれは別の機会にするとして。数学吉田いたじゃん。あのスネ夫みたいな奴。あいつさ、ついに結婚するんだって! 笑うよな!」

「……笑っていいのかわかんねえよ」

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2007-02-13軽部とジェラート

愛しているのも嘘ですか

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僕の一週間は彼女に会うことで終わり、また始まる。僕は、その一週間で僕を苦しめ悩ませた間違った出来事やくだらない人間達について彼女に相談する。相談と言っても、僕の長い話を全部聞いた彼女が最後に言うのはいつも一言だけで、でもその一言が僕を浄化した。

彼女はにっこり笑ってこう言う。

「それは全て嘘なのです」


彼女言葉は僕の煩悶を挫折を苦しみを取り除いてくれる。全て嘘なのだ。やはりあってはならない事なのだ。俺の力の無さを詰る上司も、哀れみの視線を向ける同僚も、あかさまな侮蔑を投げかける街行く人々も、全ては本当ではない。言葉現実を改変する能力者「Romancer」。彼女が「嘘だ」と断言すれば、それは「嘘」になるのだ。僕にとっては、その話が「嘘」だろうが「本当」だろうがどうでもよかった。彼女は僕にとって紛れもなく超越者であり、彼女のいるこの診察室は神直通の懺悔室だったのだ。


その日僕は少し緊張しながら彼女の所に向かった。いつもより早めに話を終えた後、勇気を振り絞って彼女に話しかけた。

「好きな鳥は何ですか」

彼女は笑った。それはいつもと違う笑顔だと思った。それから僕は色々な事を彼女に聞き、話した。そして笑った。僕がどれだけ彼女に救われてきたのかを語った。そして、僕が初めて出会った「本当」が彼女である事を伝えた。

そして最後に、

「あなたが好きです」

中学生のように告白した。それは僕にとって初めての言葉で、とても拙かったけど、今の僕の「本当」であると断言できた。初めての「本当」に僕はとても暖かな気分になった。


彼女は”いつもと同じように”にこりと笑って言った。

「それは全て嘘なのです」


急速に、僕の心と身体が冷えていくのがわかった。暖かな気持ちが霧散していき、それと一緒にかけがえのない僕の「本当」が消えていくのが感じられた。ダメだ。消えるな。僕は僕がからっぽになる恐怖に声にならないうめき声を上げた。必死で言葉を探す。


「貴女の事を思うと、心が温かくなって、居たたまれなくなって」

「それは嘘なのです」


「貴女の事を思って、眠れない日だって……ある」

「それは嘘なのです」


「僕は、僕は……貴女がいるから生きている」

「それは嘘なのです」


「貴女の為なら、死んだって良い!」

「それは嘘なのです」


彼女は僕の全てに対し、同じ返答を還した。

「それは全て嘘なのです」

僕は打ちのめされた。


それから僕は僕の全てを彼女に問い、やがて僕の「本当」はゼロになった。ゼロになった僕は消える。そしたら僕はいなくなる。

僕は最後に聞いた。これから始まる死の人生を覚悟して。

「僕の人生は全て、嘘だったのですね」


彼女は、にこりと笑っていった。

「いいえ、私の言う事は全て嘘なのです」


その瞬間だ。僕の全てが肯定される。僕の全てが帰ってくる。腹の奥底から湧いてくる力を感じた。脳内を様々なビジョンが駆け巡った。そこには大嫌いな上司や、苦手な同僚や、父や母の顔もあったけれど、僕はそれを涙を流して喜んだ。

鼻水を垂らして嗚咽する僕を、彼女はにこにこと見つめている。


僕は、もう一度彼女に向かって言った。

「貴女が好きです」

彼女は、にこりと笑って

「ごめんなさい」

と頭を下げた。

「それも嘘ですか?」と聞くと

「いいえ、これは本当なのです」と彼女は、すまなさそうに笑った。

僕も笑った。何だか楽しかった。

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2007-02-08現代学園柳生

はてなが静止する日

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「バシュタールの惨劇」(別名はてなメンテナンスの日)

はてなの公式記録では、はてなの設備メンテナンスに伴い、はてなサービスの全停止を断行した。後に「バシュタール現象」と命名された副作用により、世界中はてなダイアリー及びグループ日記更新ストップした。

これにより全はてな人口の3分の2がインターネットを持て余した。


はてなの裏側で、謎の首領ビックnandを有するFB部と人力検索機構のエージェント達(萌理、萌やし、燃やし)との激しい戦いが続けられていた。しかし戦いはここにいたり、再び「バシュタールの惨劇」を起こそうとする「はてな静止作戦*1」の発動により、新たな局面を迎える。


前々から言われてたような気がするのですが、ファック十傑集対萌理九大天王との全面戦争はまだなのでしょうか。


一人ほくそえむ軍師sirouto2。この闘いの勝敗になど興味はない。戦いの余波を受け、萌理学園のパーツが揃っていく様を愛おしく眺め、軍師は高らかに笑った。全ては偉大なる萌え理論のままに。

配役、逆になった。

*1:他の人が更新する暇がないくらい面白いエントリをたくさん書く。(健全だ)

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2007-02-01雨の後には虹が出る

彼は存在しない

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出木杉が冒険に連れてもらえない理由

http://news4vip.livedoor.biz/archives/50893373.html

統計を見てもらえば分かると思いますが、出木杉君の1番の友達はしずかちゃんです。集計した100回(偶然の数字です)の半分以上、51回はしずかちゃんと2人で行動しています。1人で行動していた場合を抜かすと63分の51、%に換算すれば81、空気中で言うと窒素くらいの割合でしずかちゃんと2人でいるわけです。

出木杉英才の世界 ~出木杉行動パターン

http://takaemon.hp.infoseek.co.jp/dekisugi/d02.htm


結論から言うと、出木杉英才なる人物は存在しない」

僕の言葉に、皆は一旦話を止め、それぞれがそれぞれの反応を返した。訝しげに僕をみる者、素直に驚く者、無表情で続きを待つ者、何か頭の中のもやもやを言い当てられたような顔をする者、俯いて目の前のグラスをじっとみつめる者。居酒屋の一室が、奇妙な静けさで満たされる。隣の部屋の客の声がやけに大きく聞こえた。


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第一回出木杉英才が何だったのか会議

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上のリンクが非常に面白かった。出木杉が冒険に連れて行ってもらえない理由として

30 年柄年中2ちゃんねる 投稿日:2007/01/10(水) 16:40:56 id:M8HMPSsu0

キレたら手が付けられないから

56 企業からの年賀状もちゃんと返します 投稿日:2007/01/10(水) 16:45:00 id:M8HMPSsu0

女の子と話すとき胸元ばかり見てるから

104 卒論はまだ出来てませんが何か? 投稿日:2007/01/10(水) 16:55:46 id:M8HMPSsu0

弁当のおかずを忘れた人におかずの寄付をしないタイプの人だから

この辺の捏造系が笑った。


でもう一つのリンク出木杉君がいるのはしずかちゃんと一緒のときだけ。

それで、もしかして、本当は出木杉君なんていないのではないか?と思ってしまった。

考えられる出木杉

  1. しずちゃんが操っている人形
    • 実は「キリ…キリ…」とか音がしてる
  2. しずちゃんの持つ精神感応能力(テレパシー)で見せた幻
  3. しずちゃんを構成する人格の一人
  4. しずかちゃん演技によるビジョン

個人的には4がいいな。


あとのび太の時代に実は存在しないという出木杉英才タイムパトロール説(T・Pできすぎ)というのも思いついて、「大長編の裏側でのび太達を見守りながらそっちはそっちで冒険とロマンスをこなす出木杉小説」を書きたかったが中身が出てこなくて止めた。

誰か書いてください。


(2007/02/04追記)出木杉英才エンドレスワルツ

yshlさんのブックマークコメントより

以前rir6さんが出木杉くんはひみつ道具であるという説を提唱していた。もう読めないけどURLhttp://4360.hito.thebbs.jp/Madam/1123262306

その発想はなかった。少し探してみたけど元記事は見つからなかったので、勝手想像すると、出木杉英才ひみつ道具であるという事は、つまりのび太更生計画の一環として出木杉英才存在していたという事ではないか。「出木杉しずちゃんをとられてもいいのか!」と言わんが為の装置であった出木杉

ドラえもんの底知れなさに不気味さを感じる。ドラえもんは何をして何をしなかったのか。


あと、検索中に知った、これ。

出木杉は、未来を変えようとしたドラえもんに対して、しずかとの結婚を阻もうとし、何者かが(歴史を改変させることを許さない絶対的存在科学的にタイムマシンを語る際、そのような存在があるのではないかと言われている)ジャイ子と本来通り結婚させようと送り込んだ「存在」なのではないか、との説もある。

WikiPedia出木杉英才

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%BA%E6%9C%A8%E6%9D%89%E8%8B%B1%E6%89%8D


出木杉ひみつ道具説も、出木杉=時の番人説も、出木杉くんが自分の役割に自覚的であったかどうかで、物語は変わってくると思った。


「僕はときどき思う。どんなに早く走れても、テストで100点取れたって、みんなを愛して愛されても、僕の一番欲しいものは、いつも手に入らない。どうしてだろう? そんな事を思うのは僕が子供だからかな」

未来から来たというロボット人間のように哀しそうに目を伏せた。

「知らない方が良い事もあるんだよ。出木杉君」

たとえ神がいなくなっても、僕達の心の中で出木杉英才は踊り続けるのだ。