だって、思いついたから このページをアンテナに追加 RSSフィード

2007-05-07バーモント生まれのこくまろ育ち

カレー探偵

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カレー探偵・福神漬楽京は、解決した事件の数は少ないものの、一時日本を震撼させた『暗き星の皇子』事件によって名を知られている。

若い女性ばかりを狙い、殺人を続けた『暗き星の皇子』を名乗る犯人は、日本中をまたにかけ、さらに証拠を一切残さず、警察探偵も手がかりすら見つけられずにいた。


だが、カレーショップ小杉の一人娘が殺された日から三日後、カレー探偵により、『皇子』は逮捕されることになる。


「その服に付いた染み。ここからでも十分に匂う。それは間違いなくカレーショップ小杉のお手製カレーだ。しかもハンバーグ納豆トッピングしたな。この下種が」

「ば、ばかな」

「それなら、調べようか。僕の家で分析すれば済む事だ。それが信じられなければ警察に教えたカレー分析手法を使っても良い。あそこなら、世界中カレーの一致も調べられるだろう。直ぐにお前のシャツについた染みが小杉特製ハンバーグカレーのものだとわかる。お前が行った事もないと言うカレー屋の、そこにしかないカレーが、何故お前のシャツについていたか。警察にゆっくり聞いてもらえ」

「そんな、この……俺が」

貴様のようなゴミ虫がのうのうと生きられるほどこの地球は優しくない。何が暗き星の皇子だ。お前がやったことは何も特別な事じゃない。誰もやらない事をやったから? くだらない。その程度の理屈もわからぬ屑野郎に喰われたカレーが可哀想だ」



福神漬楽京は、愛犬家でもある。『皇子』事件でも活躍を見せたリー、ジャワインドの三匹の愛犬には、どんなに忙しくても手製のカレーを食べさせているという。彼の犬に対する目は優しく穏やかだ。だが彼の犯人対する目は常に冷徹である。



「確かに僕は辛口かもしれません。星の皇子ですか? 僕はあんなのが存在する事が許せない」



カレー探偵・福神漬楽京。華麗な推理の裏側に、ピリッと熱い心を持つ。

カレーの絡む事件において彼に並ぶものはない。

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