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2007-06-05もう最後にしますから

二つのOはメガネのレンズに違いない

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以下の blog を読んだ上で、この blogger萌えキャラであると仮定すると、どのような設定・エピソードが想像できるかを教えてください。

http://neo.g.hatena.ne.jp/objectO/


http://q.hatena.ne.jp/1180863895


メガネを外すと大事なものまで外してしまうようで


「……かくしてxx-internetの魂は小さなコアへと姿を変え、コピー・改竄・融合・拡散・膨張・変異etc.を経て老若男女様々なアンドロイドのコアとして利用され量産されることとなる。さて、舞台は旧華族の屋敷にしようか。複数の使用人型アンドロイドに囲まれて暮らす偏狂な老人が、自らの遺産の権利者を一同に集めた所から物語は始まる。唐突な老人の死。老人の死を書いた小説。多重世界から紛れ込んだのはどいつだ。さてさて、後は何を仕込もう……って、こら!」

objectOは首周りに絡みついた腕を乱暴にはがす。

「何書いてんの?」

まだobjectOの背中に取り付いたままの妹みたいな存在は無邪気に問いかけ、それを引き剥がすのを諦めたobjectOは溜息をついて答えた。

「お前に言ってもわからないよ」

「わかるかわからないかは、言ってみないとわからないでしょ」

「わかるかわからないかぐらい、僕には言わなくてもわかる」

「なんで、そんなことわかるのよー」

「わかる理由はお前に言ってもわからないよ。もう、良いだろ。出て行け」

妹みたいな存在を無視し、再びキーボードを叩きはじめるobjectOに、妹みたいな存在は頬を膨らませ抗議の意思を伝えようとする。しかし、objectOはちらりとも振り向かないので効果がない。

妹みたいな存在は、頬に溜めた息を大きく吐き出すと、突然満面の笑顔になって、objectOのメガネフレームを持つと、一気に取り去った。

直後、objectOの肩が不自然にあがりそのまま硬直したかと思うと、objectOは椅子から転げ落ちた。そして小動物のように辺りを見回しながら叫ぶ。

「め、メガネ! メガネが! ああ、目が!」

うひひ、と笑う妹みたいな存在の足元を這いずり回るobjectO。

「無様ねえ。メガネがないくらいで」

「うう……ちが、だって……だって、メガネがないと、距離感がわかんないじゃないか」

「しょうがないな、お兄ちゃんは。はい、返してあげるよ」

「どうもありがとう……」

そして、妹みたいな存在からメガネを受け取ったobjectOが見たのは、開いたドアの側に立ち、アイスを手に持って、半眼でこちらを見つめる実妹の姿だった。アイスは溶けかけていて、床に落ちそうになっている。

既に、妹みたいな存在の姿はない。

どう言葉を切り出そうか迷うobjectOだったが、ついに実妹のアイス限界点突破し、その先端の一部が本体から離脱、床への自然落下を始めるのを見て、思わず叫んだ。

「とぉぉあああああああ」

かつて、個人的に鍛えていたヘッドスライディングの要領で実妹の足元まで飛び出し、無事に液体アイスを受け止めるobjectO。

「全く、気をつけろよ?」

実妹を見上げるobjectO渾身の笑顔は、悲しいかな、実妹には届かない。

「私の部屋で何してんの……?」

「ちょっとブログをね、更新しようかと思ってさ……あ、思いついたネタがあってね。なかなか面白くなると思うよ、これは。まあね、あれだ。いいじゃないか、気分転換くらい」

溶け続け、ぼたぼたとobjectOの掌に落ちる、実妹のアイス。実妹の手が小刻みに揺れているので、零さないようにobjectOは手を常に動かし続けていなければならない。

実妹が叫んだ。

「自分の部屋でやれっ!」

実妹はobjectOのメガネブリッジをつまんで引き抜き、そのまま開いた窓に放り投げた。

「あああっ、メガネッ! 距離感がわかんない! 妹との距離感見失った!」

「そんなもん、メガネがあってもなくても見失っとるわっ!」

ああ、と呻きながら起き上がらないobjectOを跨いで、実妹は机に向かい、ノートパソコンディスプレイを見る。

「兄さん、また私のid使って、更新してる……もう!」

こうしてobjectOは交代する。実妹―objectO‐αは、ついに泣き出した実兄―objectO‐βを睨みつけ、編集途中のブラウザを閉じた。クリック音を聞いて、objectO‐βがまた何か呟いたが、objectO‐αは無視する。

objectO‐αの目はまだ怒りを宿しているように見えたが、objectO‐βが呻くたび、objectO‐αの口元がにやけそうになる事は、まだ、誰も知らない。

sasuke8sasuke82007/06/06 06:05回答権がなかったにも関わらず、結局やってしまいました。調子のりました。
終りがないのが終り。それがObjectOさんのレクイエム。つくづく恐ろしいことを考えられたものです。

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