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2007-08-28はにわ

死神界闘士KiRa

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「あ あなたが かみか」




「わたしは まず とうきょうじゅうの はんざいしゃのなまえを ノートにかきました」

「なにやってんだ!」

ノートは せかいをただし おもしろく してくれました。だが それも つかのまのこと」




「なにもかも あんたがかいた すじがきだったわけだ」

「なかなか りかいがはやい。おおくのモノたちが キラに たどりつけずに きえていきました。しすべきうんめいをせおった ちっぽけなそんざいが ひっしに いきていくすがたは わたしさえも かんどうさせるものがありました」




「わたしは このかんどうをあたえてくれた きみたちに おれいがしたい! どんな しにかたでも かなえてあげましょう。」




「おまえのために ここまできたんじゃねえ! よくも おれたちを みんなを おもちゃにしてくれたな!」




「どうしても やるつもりですね。これも いきものの サガ か‥‥

よろしい。しぬまえに かみのちから とくと めに やきつけておけ!!」




まつだは けんじゅうで キラをこうげき


キラは しんだ


sasuke8sasuke82007/08/29 00:20どっかで見たような気が……

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2007-08-22つぶやき素人

果て無き惑星

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人の数だけ、ブログはある。しかし、ブログもまた限りある命。いずれ死ぬ。しかし、奴は転生を繰り返し、必要のない悲しみを振りまいておる。誰かが、止めねばならぬ。誰かが……



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2007-08-19一生一緒にメガフレア

知らない(42/100話)

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友人のはてなダイアラーM君の話。


M君は会社勤めをしていて、独身貴族社会人ブロガーとして、はてなダイアリー日記を書いている。そこそこの読者を持ち、読者からたまにメールがくるくらいは人気があって、それなりに充実したブログライフをおくっていた。彼は、その当時マンションに一人で暮らしていたが、その日も、一人朝ごはんを食べながら、ざっとWebを巡回し、その後ノートパソコンの電源は落とさずに、蓋だけを閉じて、会社に向かった。日付が変わる少し前に、彼は帰宅し、疲れの中、コンポの電源を入れ、お気に入りのアルバムBGMとして流し、服を着替えると、買ってきたコンビニ弁当を食べた。一息ついて、彼はノートパソコンの蓋を開け、いくつかのブログを巡回する。日付が変わった頃、彼は今日日記を書くためにブラウザのお気に入りから彼のはてなダイアリーを開いた。いつもどおりのルーチン。しかし、いつもと違うことがひとつあった。彼のはてなダイアリーのヘッダにあるはずの「日記を書く」メニューがない。ログインしていないわけでもなかった。ヘッダには「ログアウト」メニューが表示されている。何度かページを更新するが変わらない。何か障害が発生しているのではないかと思った彼は、ヘッダからはてなトップページを開こうと目線を左上に上げ、そこで彼は「日記を書く」メニューが無いことの原因を知り、同時に新しい謎にも出会う。はてなダイアリーの左上には、ログインしていれば、ログイン名が表示されるが、そこには「ようこそ suterareさん」とM君のID名とは別のID名が表示されているのだった。知らないIDだった。はてな側でトラブルが起こっているのかと思った彼は、深く考えることなく、興味本位でその知らないIDクリックし、知らないIDダイアリーを開いた。


その最新の日記の日付は、今日(日付が変わる前)で、題名は「遺書」となっている。興味をひかれ、M君は本文を読んだ。どうやらsuterareは、女性らしく、その日の日記には、昔付き合っていた男への深い愛情と、もう戻れない日々と未来への絶望が切々と語られていた。気が滅入るような文章だったが、それと近い内容を彼が経験していたこともあって、ひきこまれて最後まで読んだ。その日記は、これから風呂場で手首を切って死ぬという文で終っていた。死にたい、死のうという言葉は、ブログではよく使われる。だが本当にブログを書いた人間が死んでいるとは限らない。そう思っていても気持ちが悪くて、M君は遡って彼女日記を見ることにした。過去日記を読みながら、M君は心臓の鼓動が早まっていくの感じた。息が止まりそうになり、喉の奥には苦いものがあがってきた。suterareの日記は、最新の日記に書かれていたような長文はほとんどなく、写真と数行の文章の形式で綴られていた。その写真には、自分の部屋から見える景色、部屋の中の様子などが写っている。彼はその全てに見覚えがあった。なぜなら、その部屋は、彼の部屋だったからである。

ベッドが、デスクが、台所が、洗面所が、彼女の暮らしを示す文章が添えられて、彼女の部屋としてそこに書かれている。彼は思わず辺りを見回した。見慣れたはずの景色に膜がかかったような違和感を感じ、冷たい汗が流れる。

そのとき音楽が止んだ。アルバムが終わり、CDが停止する。部屋に静寂が訪れ、そしてシャワーの音が聞こえてきた。


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2007-08-17男は日に一度、聖人になる

俺と息子とママをさがすたび

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俺はいきりたった息子をなだめるのに必死だった。目の前には半裸で赤セル永作博美に似た女が俺を挑発している。息子を抑える俺。だが、痺れを切らした女はあろうことか息子の目の前に顔を突きだし、笑うようにいったのだ。俺は「やめろ」と言ったが女は無視した。

「あら、顔を真っ赤にして、恥ずかしいのでちゅかぁ」

そこまでだった。息子の我慢の限界はとうに超えていたのだった。後は噴出するだけだ。マグマのように噴出して、俺の息子は全てを滅茶苦茶にしてしまう。俺は天を仰いだ。息子の引く引き金の音が聞こえた。引かせたのは女だ。俺は知らない。それでも俺が保護者として視線を戻したとき、銃口から白いモノが放射された。一瞬の恍惚。俺にはいつもそれがスローに見える。液状のそれは空中で白く強く輝き回転しながら、やがて女の顔にべっとりと張り付く。すまない。綺麗な顔が台無しだ。でもお前が悪い。

ぎぃええええええ、と甲高い叫び声をあげて女は床を転がった。が、直ぐに声は聞こえなくなる。数秒で女の頭部が、あと残り十数秒で魅惑的な女の身体全部がドロドロに溶けてしまったからだ。やがて、床に彼女の下着が、部屋にはプラスチックの溶けるような嫌な匂いが残った。

「何で、お前はいつもそう」

「こんなのママじゃない」

「そりゃあ、そうだけどさ」

そうして俺と息子はまた逃げ出さなくちゃならないわけだ。さて、

「ところで、その銃、俺に預けない?」

ダメ

息子がその銃を握る事になってから、幾度となく繰り返される同じ会話、同じ行動、同じ結果。俺は溜息をついて、部屋から金目のものをあさると、息子の手を引いて女のマンションを出た。じりじりと焼けつく太陽に毒づく。全くお前達は余計なことばかりする。

さて、次は、

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2007-08-16猛暑

彼の話

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「まず彼の性的嗜好について。彼は低年齢の女子、つまり幼女にしか興味を持ちません。ポルノグラビアビデオ、それらの類が彼の興味をひく事はありません。実際、彼は裸同然の私を見ても、顔色一つ変えなかった。彼は今、特定の幼い女子に対して興味を抱いています。彼女を遠くからずっと眺めていたり、時に近づいて悪戯に及ぶこともあります。彼の毒牙にかかった女子はたくさんいます。私は泣く彼女達を慰めることしかできないのです。

次は彼の持つ残虐性についてです。彼は自分より小さい生き物を虐める事にこの上ない喜びを覚えるようです。小さな箱に生き物を閉じ込めて死ぬまでうっとりと眺めたり、大量の生き物を水で溺れさせようとしたり、直接、手で握りつぶそうとしたり、行為は日課のように続けられています。私は一度、彼が踏みつけて生き物を殺そうとしたのをたしなめた事があります。すると彼はきょとんとして、その愛らしい顔を私に向け、笑ったのです。私は生まれて初めて、笑顔が恐ろしいと思いました。

最後に、彼の特異な独占欲について。彼は、時折、自分で制御できないほど感情を爆発させることがあります。それは『自分のもの』が誰かにとられそうになったときです。彼は、『彼のもの(ほとんどの場合、彼の勝手な思い込みで決められる)』を誰かが勝手に触ったり、持っていこうとしたとき、突如泣き喚き、暴力を振るうのです。そうなった彼を止めるのは大変です。私は何度も傷を負いました。その傷を見るたび、私は確信するのです。彼の異常な『独占欲』がやがて幼い『少女』へと及び、おぞましい『残虐性』を発揮することを。私は彼が恐ろしいのです。凶悪な犯罪者の資質を持つ彼と日中一緒に過ごすことなど、もう、できないのです」

先生……それは幼稚園児としては普通なのでは……」

普通! 普通って何だ! これだから平成生まれはッ!」

先生

戦争を知らない子供たちは帰れ! 休み欲しいッ! 子供なんて嫌いだッ!」

先生、落ち着いて……っ!」

「若い奴嫌いッ! ゆとり死ねッ! 結婚したいッ!」

先生……!」

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2007-08-13Out Of 岩柱

ちちのちち

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その朝、診察室に飛び込んできた若い女性は、今にも泣き出しそうな怒りだしそうな混乱した表情を張り付かせ、その勢いのまま私の手を引っ張り自宅にまで連れて行った。

先生、早く診てください。おじいちゃんが! おじいちゃんが!」

「落ち着いてください。ゆっくり落ち着いて、おじいさんのところに案内してください」

広い家の、いくつもの部屋を通り抜け、ずんずんと歩いていく。

「ここです」

女性が障子を開けると、50過ぎの男が、座布団を枕にして、寝転がっていた。男はグンゼのシャツにトランクス姿で、その身体扇風機が微風を送り続けている。男は眠っているようだ。

「この方がおじいさんですか」

「いえ、これは父です」

先ほどまで、私を必死で急がせていた女性は、今はすっかり落ち着いて別人のように無表情になっていた。

「おじいさんのところへ案内してください」

「いえ、ですから、これを診て欲しいんです」

そういって女性は、いきなり、父親のシャツを捲り上げ、胸を指差した。

平均より体毛が濃い、腹の出た中年の身体があらわになる。その胸は掻き毟ったかのように赤く腫れており、乳首が不自然なほど異様に大きくなっていた。

「これです。おじいちゃん」

女性の指はそのグロテスクな乳首を刺している。父親がくふと息を漏らした。私は努めて冷静に聞き返した。

「乳首ですが?」

「父のチチで、おじいちゃんでふっ!」

女性は最後まで言葉を言えずにふきだした。

「ぷふゥーっ! ふふ……あははははは……ぐぅぅっ……はぁ、はぁ。私が、考え、たんです」

「そうですか」

私は努めて冷静に屈みこみ、目の前に曝け出された醜い乳首を見た。手で触り、様子を確かめていると、父親が薄く目を開け小声で話しかけてきた。

「すみません。娘は昔からああで……治りますでしょうか?」

「この歳になってしまうと……ちょっと」

私は目を伏せる。

「そうですか」

寂しそうに父親は目を閉じた。苦労、していたのだろうな。

げらげらげらと部屋に笑い声が満ちる中、私は父親の乳首に軟膏を塗りつけた。

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2007-08-12あるあるの少女ハイジ

ゴミ虫(32/100話)

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彼は、ゴミ虫である。これは比喩ではなく、(名前が本質を指すとするなら)彼の本質である。彼は今人間の姿をしているが、真実の姿は,ゴミから生まれ、硬い甲殻と節を持ち長い触角を携えた虫なのである。いや、それが昆虫であるかすら定かではない。私は、その硬い甲殻や節、長く伸びた触角を見たことは無く、彼も昆虫かどうかは言わなかった。

彼はただ私にこう言った。

「ぼくは、ゴミから生まれたゴミ虫だ」

私は決して彼を貶めようとか嘲ろうなどとは思ってはいない。私は彼を友人だと思っていたし、これからもそう思うだろう。私は彼の言葉どおりに、ここに記すだけである。

あれは部署の忘年会の後、私がしこたま飲まされ、酔って、彼に送ってもらって帰ったときだ。私はそのとき初めて彼の告白を聞いた。リー…ンと鈴虫が鳴いていたことを覚えている。私は彼が何を言っているのかわからず、彼に尋ねた。

「どうして、そう思うんだい」

「どうしてもこうしてもない。ぼくは事実を言っているだけ」

彼の目は真剣で、酔っ払っているようにも見えない。それに彼が酔った所など見たことは無かった。私は質問を変えた。

ゴミ虫って何だい?」

ゴミ虫はゴミから生まれる。硬い甲殻と節を持ち、長い触角を携えている」

私がゴミ虫の形状について知ったのはこれが最初で最後になる。

「でも、君には、硬い甲殻も節も、長い触角もないね」

「今は人間に化けているだけさ。ゴミ虫は、いつも何かに化けているんだ」

酔った頭の中は何故か、さっき聞いた鈴虫の鳴き声が繰り返し響いていた。

「ぼくがいなくなったら、君は僕のことを書いてくれ」

「君のこと?」

「ぼくがゴミ虫だということ」

私はそのとき、何故か、彼の言うことには従わなければならない、という想いに囚われ、

「わかった」

と反射的に答えた。

すると彼は深々と頭を下げ、

「よろしく、お願いします」

と言った。それを見た私は、正しい選択をしたという安堵と誇らしげな気持ちになり、私も彼に深く頭を下げた。


今思えば、酔っていたとはいえ、何とも奇妙やりとりだった。そのときの彼との約束の通り、私はこの文章を書いている。私の知り得たことなど他には何も無い。これが彼の求めるものなのかどうか、彼のいない今では確かめることもできない。

しかし私はもう、駅で立ち止まり人間はどうしてこんなにたくさんいるのだろうと気持ち悪く思うことはなくなったし、頭の悪い人や優しくない人を見ても昔ほど怒りを覚えることもなくなった。その代わりに、私の頭はいつも、私は何なのだろうという幼稚な疑問に占められるようになり、毎朝、鏡の前に立ち、硬い甲殻や節、長く伸びた触角がないかと確かめるようになった。




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2007-08-11昔話ステアウェイ・トゥ・ヘブン

 

桃太郎ステアウェイ・トゥ・ヘブン

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おばあさんが桃を割ると、中から血まみれの赤子が出てきた。手には角ある生首を持っている。産声かと思ったのは断末魔だったか。赤子はにやり笑うと、

「おばあさん、き」

おばあさんは素早く割った桃を閉じると、ぐるぐるにしばって、もう一度川に流した。


一寸法師ステアウェイ・トゥ・ヘブン

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子供のない老夫婦が子供を恵んでくださるよう神様に祈ると、老婆に子供ができた。

子供は背が高くて、目鼻立ち爽やかで、人目につく風貌だったので、やたらにもてたが、やがて綺麗な金持ちの娘に見初められて夫婦となり幸せに暮らした。


浦島太郎ステアウェイ・トゥ・ヘブン

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浦島太郎が砂浜に行くと、亀が子供達に苛められていた。

「こりゃ!」

浦島太郎の叫びに、子供達は一瞬浦島太郎を見たが、また直ぐに亀を苛め始めた。

「こ、こりゃ!」

「うっせーぞ。ジジイ

冷たい目に射すくめられ、噴出した熱い怒りがするすると醒めていくのがわかった。

そして浦島太郎は砂浜に背を向けた。恐ろしさに心を竦ませた己が恥ずかしかった。何より衰えた己が悲しかった。


かちかち山ステアウェイ・トゥ・ヘブン

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おじいさんが豆をまいてると狸が寄ってきてこちらを見ている。その顔が何だか笑っているように見えたのでムカついてきておじいさんは狸を捕まえて縄で縛ると藁をいっぱい積んだ小船に乗せ、火をつけて流した。小船が燃え尽きるのを見てげらげらと笑い、少し機嫌が直ったおじいさんだったが、おばあさんに「豆はまいたのか」と言われ、かっとなってクワでおばあさんを叩き殺しバラバラにした後、自宅の鍋で煮ているところを逮捕された。おじいさんは「カチカチしてやった」などと供述しており、現在精神鑑定中。


鶴の恩返しステアウェイ・トゥ・ヘブン

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罠にかかった鶴を助けた人の良いおじいさん。次の日、おじいさんとおばあさんの家を、美しい娘が訪ねた。

「夜分すみません」

「おお、あんたはこないだの。おい、ばあさん、こないだの鶴が来たよ」

「あら、ほんと」

「元気そうじゃのー」

「もう、怪我はいいの?」

「あがれあがれ」

「へえ、鶴って化けれるのねえ。その着物、着てるの? 羽根なの?」

「これ、ばあさん。羽根じゃろ。白いし」

「わざわざ礼を言いにきてくれたんかの」

「犬は三日飼えばって言いますけど、律儀ねー」

「鳥は三歩歩けば忘れる言うのにな」

わははと笑うおじいさんとおばあさん。

娘は、俯いてぷるぷる震えたかと思うと、ぱっと鶴の姿になって一声鳴くと飛び去っていった。

「鶴って鳴くのねえ。チクショーって」

「ちょっと泣いてた気もするな」


かぐや姫ステアウェイ・トゥ・ヘブン

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昔々、おじいさんが竹林で光る竹を見つけ、試しに割ってみるとなんとそこには赤ん坊がすやすや眠っていた。おじいさんが手をのばしたその時赤ん坊は突然かっと目を見開いて「ゼロ」と叫び、その瞬間に爆音と風がおじいさんを吹き飛ばした。おじいさんが目を開けると、暗くなりかけた空に向かって煙を上げながら昇っていく竹が見えた。


しっぺい太郎ステアウェイ・トゥ・ヘブン

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「あ、こら、太郎! また猿か何か食ってきたな。餌は毎日やってるのに……しょうがない奴だ」

topheltophel2007/08/11 17:58鶴の恩返しステアウェイ・トゥ・ヘブンはありそうでありそうで……

sasuke8sasuke82007/08/11 18:19「夜分すみません」の後おじいさんが戸を開けると鶴が機を織っていて鶴が飛び去るパターンも、今考えましたが、おじいさんとおばあさんが幸せそうでこっちの方が僕は好きです。

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2007-08-08葉っぱの日

見逃してはならない、だがそれが何だと言うのだ

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トーストくわえて「遅刻遅刻~」曲がり角でドッシーン「いてて」「ちょ、何すんのよ!」あ、パンツ「やばい! 遅刻遅刻~!」少女少年というのは、現実はおろかフィクションであってもなかなかお目にかかれない。それはもはやパロディとして消費されるのみだ。


だがしかし、である。なんやかんやあって倒れこんだらムニュ「う、わ、あ」少年少女や、なんでか知らんけど倒れこんだらキスしてた、何を言ってるのか、多分わからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった少年少女というのは、ベタだと認識されつつもまだ使ってもいい文脈になってるんじゃないのか。ドッシーン後に教室で転校生「アーッ!」の影に隠れて、バトル界における気やエネルギー波のような位置付けでラブコメ界に浸透しているんじゃないのか。使いやすいツールとして利用されてるんじゃないのか、とToLOVEるの事を考えていて思った。


そして、だからどうしたということもないことに気付いたけど、せっかく思いついたので、antipopさんのはて☆すたアンケートにしてみた。

http://q.subtech.org/questionnaire/view/37

そしたら、もっとわけがわからなくなった。押してくれた人が正直で良かったけど、僕は何がしたかったのだろう。


今日は、星が綺麗だ。

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2007-08-05おまえらどっちも、はてなによりすぎなんだよ

大はてな時代

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かつて全てのはてなブロガーの頂点に立った男の、引退宣言のエントリに書かれていた言葉

「おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやる! 探せ! この世のすべてをそこへ置いてきた!」



はてなグループワンピースごっこ


jkondoに俺はなる!



追記

妄想が膨らむ。



フッフッフ!! やがて始まるぞ 急げ!! 急いで準備を整えろ!! 本物のきもいはてなーだけが生き残れる世界がやってくる!!! 力のねェ奴ァ逃げ出しな!!! 手に負えねェうねりと共に豪傑共の"新時代"がやってくるのさ!! フフフフフフ!!!



いかん、童心に返り過ぎた……。

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2007-08-04常盤×貴子

創世神話

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神は最初に、こう言われた。



ひかりあれ!」



しかし、何もおこらなかった。

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2007-08-02百話一夏物語

桃(14/100話)

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お婆さんがいつものように川に行くと川上から大きな桃が流れてきた。お婆さんはザブザブと太腿まで冷たい川の水に浸り、水草にひっかかっていたその桃をとり上げた。桃はサッカーボールくらいの大きさで、何とも言えぬ甘い香りを放っている。今日はその桃を持って、お婆さんは家に帰った。家に帰るともうお爺さんは起き出していて居間でめざましテレビを見ていた。星座占い注視したまま、お爺さんはお婆さんに声をかけた。

「なんじゃ、また川に行ってたんけ」

「ああ。幸二はおらんかったわ」

「そうけ。残念やったな」

「ああ」

幸二とは30年前に川に遊びに行ったきり行方不明となった息子の名である。

お婆さんは、サンダルを脱ぎ、台所にあがった。

「ばあさんよ。はよ、朝飯つくってくれや」

「ああ、そのことやけど、今日は桃でええか」

「桃か。まあ、なんでもええわ」

「じゃあ、桃切るで」

お婆さんは桃を水道水で軽く洗い、まな板の上に置くとおもむろに包丁押し当てた。ギチリと皮が破れる音がして、そこから汁と甘ったるい匂いがあふれ出した。台所と開け放しで繋がっている居間にも桃の匂いがたちこめる。だが桃からあふれたのは匂いだけではなかった。

「おぎやあ、おぎやあ」

唐突に赤ん坊の泣き声が響いた。お婆さんの持つ包丁の下で、刃を怖がるように赤ん坊が泣いていた。お婆さんは、時間が止まったように、動きを止め、じっと赤子を見つめていた。声に驚いてお爺さんが居間から台所に顔を出す。

「ばあさん」

「幸二」

お婆さんの両眼からは涙が溢れ出していた。


桃から子供が生まれた話は直ぐに村中に広まった。お婆さんが赤子を抱きながら村中を歩き回りふれ回ったからだ。お爺さんはそれについて何も言わなかった。だが気の違ったお婆さんの戯言では事態は済まなかった。そこには実際に赤ん坊がいたからである。直ぐに警察がやって来た。いつまでも要領を得ないお婆さんの話に巡査は困り果てていたが、事態はその困り果ての果てに向かって進んでいく。赤ん坊を包んでいた桃は、まだ冷蔵庫に入っていて全く腐った様子もなかったのだが、そこからまたも赤ん坊が生まれた。新しい赤ん坊冷蔵庫押し開け、しばらくはいはいすると、直ぐに立ち上がり巡査が座り込んだ玄関の上がり端を通り抜け、外に出て行った。冷蔵庫の桃からは、さらに後1ダースの赤ん坊が生まれ続け、縦列をなして歩いていったのである。巡査とお爺さん、お婆さんは妖しい香り漂うその桃を手にしたまま忘我の表情で後を追い、その様子は複数の村民達に目撃されることとなる。やがて赤ん坊の列は川に到着した。しかし行進は止まらず、赤ん坊は次々と入水していく。そのとき川上からは、大小様々な桃が流れてきた。そして、一旦見えなくなった赤ん坊は浮かび上がるとめいめい流れてきた桃につかまり浮き輪代わりにして流されていくのだった。手を振る赤子に、巡査は手を振り返してしまった。家に帰ると、最初に生まれた赤ん坊がすやすや眠っていた。


川上には何かがある。それは明白だった。その次の日曜日巡査と村の若者数名が川上に向かったが、夜になっても、次の日になっても誰も帰らなかった。さらに一週間たって、町から警察と他のたくさんの人が来た。たくさんの人はお婆さんとお爺さんを質問攻めにしたが、お婆さんはニコニコと微笑んでいるだけだった。やがて川上への捜索隊が編成され、マスコミを含んだ大勢の人間川上に向かった。それを眺めていたお婆さんとお爺さんの指を、桃から生まれた赤ん坊がきゅっと握った。驚くことに赤ん坊はいまや自分で歩けるようになっていた。お婆さんとお爺さんは、こっそり捜索隊の後について歩き出した。興味本位の村人たちも、それに続いた。

村人たちが捜索隊を見失い、2時間程程歩いたところで、辺りの様子が一変した。山の様子など熟知しているつもりだった村人達はその光景に驚き目を見張った。川の両岸には同じ種類の背の低い木が群生している。辺り一面に薄桃色の花が咲き乱れる桃の林が広がっていたのだった。むせかえる程甘ったるい匂いが、喉に鼻腔に、濃密にまとわりつく。それが人の世と隔絶した雰囲気を醸しだしている。その桃の木々の間に、真っ裸で踊り続ける捜索隊の姿があった。彼らは酔っ払ったように、幹に身体を打ちつけ、地面を転げまわっている。実質、彼らは酔っているのだった。頬を上気させ、ぶつぶつと何か呟き、幸福そうに笑う。そして、徐々にそれは村人たちにも伝染していく。狂気が共起され人の心を塗りこめていく。

「みんな、どうしたんや。なにを」

お爺さんは狼狽して叫ぶ。何かが壊れそうだった。だが、それを直ぐ近くから冷静な声が押しとどめた。

無駄だよ。皆、匂いにやられてるんだ。この匂いはね、強力な幻覚を見させるんだ」

言葉は、赤ん坊から発せられていた。お爺さんは息が止まりそうになる。

「おまえ」

「多分、あの人達は桃の精を見てるんだ。そして、ああなる」

赤ん坊が指差した方向を見て、お爺さんは小さく悲鳴をあげた。そこには行方不明巡査若者達の姿があった。皆、倒れ伏して死んでいるように見える。そして、その服の破れた背中や腹から、桃の若木が生えているのだった。

「さあ、行こう。もうすぐだよ。しっかり手を握って」

お爺さんは、赤ん坊に手をひかれるまま、再び歩き始める。もう、何も考えまいと思う。お婆さんは微笑んだままだった。狂乱の中、ふたりの周囲だけが静かだった。まるで何かがふたりを守っているように、またどこかへ導いているように。


やがて川が小川になり、小川はさらに小さな流れとなって、岩と草の中に続いていた。まだ辺りは桃の林である。しかし、不思議なことに桃の匂いに混じり、栗の花の匂いがした。お婆さんとお婆さんは途方もなく大きな桃の木の前で立ち尽くしている。ふたりと赤ん坊の目の前の、群を抜いて大きなその桃の木には、毒々しいピンクの花と、大きな実がなっている。そして、そこには、大樹の幹に抱きつくようにして腰をうちつける男の姿があった。髭も髪も伸び放題に伸びたその男は、一心不乱に腰を振り、幹に打ち付けている。その姿は、修行する修験者のようでもあり、熱弁を振るう独裁者のようでもあり、魂を削りぶつける芸術家のようでもあり、ただ一匹の獣のようでもあった。

高まり張り詰められた緊張が破れるように、赤ん坊とお婆さん、二つの声が発せられ重なった。

「幸二」

パパ




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