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2009-04-16ドラゴンクエスト2.0

第一回ムーンブルクの王女は何で犬にされたのか会議

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ドラクエ2のムーンブルクの王女は何故殺されず、犬にされたのか問題。

ドラクエ二次界隈に関しては詳しくないのですが、多分いろいろな解釈がされていると思われます。僕としては、ムーンブルク王女偽者説を推します。

理由としては、王女魔法使い系ということで見過ごされてきましたが、ロトの装備も装備できず、ロトの血脈だと示すてがかりは本人の自白だけです。そして何より、そっちのが燃えるから。

そこから派生するいくつかの妄想を以下にまとめておきます。


王様黒幕

ムーンブルクが襲われたとき、王女は死亡しますが、王様影武者を立てます。何故なら、王女死ねば、世襲制王国は崩壊。ローレシアサマルトリアが領地を分け合う形となります。王様自分の国が奪われるのが我慢ならなかったという設定です。自分が生き残るのではなく、自分の国が生き残る方にかける王様の歪さ。

 そうして、王様は、影武者少女にのろいをかけるわけですね。犬にしたのは、モンスター馬鹿ばっかりだったので、人間は一人も生かすなとは言われていたけど、犬は対象外だったので見逃すことを見越したから。

 王様の漆黒の意思の真骨頂は、死んでまで、嘘を吐き続けるところにあります。崩壊したムーンブルクの城で、魂となりながら、犬になった娘を案ずる父親を演じる王様。下手したら永遠に嘘の呪詛を吐き続ける精神力

 あと、ロト三国の王様達は、年齢が近いと思われるので、王子時代に一緒にやんちゃした話とか妄想しがいがありそう。

 ムーンブルクは、魔法使いの性質を色濃く受継いだと思われますから、王様や城付きの魔導師モシャスを使えたり、変化の杖のようなアイテムが伝わってたりするわけです。


ムーンブルク忠臣黒幕

構造や動機は1.と同じ。ただ王様でなく、ムーンブルクの恒久的な繁栄を願う狂気的忠臣が全部やったという説。この場合、王様普通のいい人で、忠臣の言うとおりに、王女は生きていて犬にされていると信じているわけです。この場合、漆黒の意志は忠臣が持っている。

ここで、忠臣=犬になっていた少女とするともっと楽しいかもしれないですね。自分の意志で、自らを偽りながら過酷な旅に出る少女。漆黒の魂がまぶしすぎる。


ムーンブルクの王女が犬になったのではなく、犬がムーンブルクの王女になった説

「何故」を解決しようとして、さらに大きな「何故」を生んでしまう仮説。

シリーズ共通の設定である真実の姿を映すというラーの鏡は、ドラクエ2においてはフェイク。やはりムーンブルクの王女は死んでいる。なんだか人なつっこくついてきた犬に鏡を向けたら、人になってしまった……。どこぞの女の子が降ってくるタイプラブコメのような展開。

さらにいくつか仮説を立てると、

  1. 最初の仮説と同じ動機で、王様か忠臣が、城に居た犬に呪いをかけて、人になるように細工した。
  2. ラーの鏡は、鏡を持つモノの願望を映し出したものに反映させるアイテムで、ムーンブルクの王女に生きて欲しいと思った王子の思いが、犬を王女にした。
  3. ラーの鏡は、鏡を持つモノの願望を映し出したものに反映させるアイテムで、男二人の旅に嫌気の指した王子の女っ気が欲しいという思春期特有の思いが、犬を王女にした。
  4. 子犬の頃、どちらかの王子に助けられ恩を返そうとした犬が、鏡を前に自己暗示をかけ、ムーンブルクの王女を捜す王子の助けになろうと、自分人間になってしまう。まさにラブが発生しそうな展開。
  5. すべてはローレシアの王子サマルトリアの王子妄想もしくは幻視であり、犬を引き連れて歩いていた。犬はたまたま魔法が使えた場合と、実は賢者才能を持っていたサマルトリアの王子が、犬の分の魔法を使っていた場合(サマルトリアの王子は2回攻撃もできた)が考えられる。

王女が犬にされたことを教えてくれる人がいたような気がするけど、その人は王様達と同じでグルか、希望にすがりつくあまり偽の記憶を作り出してしまった、ということにしておきます。



ムーンブルクの王女が偽物で、何がいいかというと、超人であるロトの血族の中、凡人である少女努力により超人と肩を並べるところの健気さと強さであり、過酷な旅の中強い絆で結ばれていく三人の中で、一人秘密を抱え続ける少女葛藤や影を想像できるところです。シドーを討伐後、ローレシアの王子が後に書き著し、大反響を生んだ問題作ハーゴン暗殺」の中で、その秘密も語られるのだろうと僕のゴースト妄想脳)が言っています。

らるすらるす2009/04/17 02:29ローレシア、サマルトリア王子とムーンブルク王女は年に一度のロト祭とかいう祭り@ラダトームで
顔見知りなんじゃ・・

 2009/04/17 02:37これはいいコメントホイホイ?自分の考えでは、
1.実はムーンブルク王家には「へんげのつえ」が伝わっていた。魔物侵攻の際に王が王女だけは助かるように渾身の力で王女を犬に変え(その際キャパを越えたのでへんげのつえが失われる)、王女だけは隠れてやりすごす事ができたが、元に戻れなくなった。王が最後の力で他者モシャスを成功させた、というのもアリかな。
2.何らかの力(聖水らしいけど)で守られているはずの城ですら制圧されたことから考えて、強い魔力をもった者が攻撃してきたことは明らか。それの魔法攻撃を王女も受けるが、ロトの血でイヤボーン現象が発動して相手の魔法に干渉するも、犬化にまで抑えるのがやっとだった。
3.2に近いけど、実はパルプンテを(イヤボーンで)無意識に唱えた。レベル不足で不安定なパルプンテにより犬になり、元に戻れなくなった。すでに失われていた呪文の(?)ドラゴラムでも面白いかも。その場合「ドラゴンにはなれずに犬になってしまった」というケースと「ドラゴンにはなれたが、時間制限後に人に戻れずに犬になってしまった」というケースが考えられたり。

 2009/04/17 03:15あとついでに。>ロトの血脈だと示すてがかり ですが、確かムーンブルクの王女であっても「ルビスのまもり」が使えたはず(試してないけど)。それでいいのでは?
…っていうか、初代ファミコン版ではサマルトリアも使えなかったような…

 2009/04/17 21:47ムーンブルク襲撃に参加した部隊の隊長は悪魔神官の1人で、元ムーンブルク国民だったのではないかと妄想しています。
信仰の関係上、ハーゴンと共にロンダルキアにいるのですが、いざムーンブルク国民、特に王族等を目の前に立つと、とても殺す事なんて出来ない。
ですが「ムーンブルク国民は皆殺し」くらいの命令を受けていたのでしょう。だから、王の首も持たずに戻るなんて事も出来ない。
また、王も王で、自身を犠牲にしてでも王妃を王女(更に言うと、城中の女子供まで)を逃がす事を考えたのでしょう。
それらの兼ね合いから、悪魔神官は(泣く泣く)王と王妃を殺した上で、王女に(当時、既に失われていた筈の)モシャスをかけ、犬にします。
そして、王の守りに就いていた近衛兵の1人をあえて重傷を負わせるに留め、殺さなかったのです。
王族の血が絶えなければ、あるいはムーンブルク再建という事もあり得る。そう信じて。
ともあれ、王女が犬になった事と近衛兵の1人がまだ生きている事を確認した悪魔神官は、全軍の撤退を指示。
悪魔神官は王と王妃の首を持ち帰り、「王女は瓦礫の下敷きになった為、遺体を回収する事が出来なかった」と報告します。

余談ながら、その際に重傷を負いながらも生き残ったのが、OPでローレシアに辿り着く兵士。
彼は重傷を負いながらも犬になった王女を連れて馬に乗り、ムーンブルクを脱出。
自分の命がもう長くない事を感じた近衛兵は、まだハーゴンの手が届いていないムーンペタで王女を下ろすと、そのままローレシアに向かうのです。

何故か、そんな妄想が自分の脳内には定着してしまったので。

2009/04/17 03:152009/04/17 03:152009/04/17 23:16あ。>初代ファミコン版ではサマルトリアも使えなかった っていうのはロト装備の話です。

岩雪岩雪2009/04/18 08:13エニックスから小説ドラゴンクエスト2というものが公式で出版されております。
今手元にないので細かい所は自信がありませんがが、犬になった詳細はムーンブルクが襲撃を受け落城が免れなくなった時、宮廷魔術師が王女を逃がす為に変化の術をかけて街に飛ばしたといった内容だったと思います。

ちなみにローレシア、サマルトリア、ムーンブルクは交流があり、王子たちと王女は幼馴染というほど親しくはありませんが顔見知りです。

妄想でいうなら、呪文を使えずロトの剣の真の力を引き出せないローレシアの王子こそ偽者、主人公偽者説を押します(笑)

sasuke8sasuke82009/04/18 10:52コメントありがとうございます。
小説版とか、知られざる伝説とかフォローしてないまま書いてましたので、補足していただいてうれしいです。

>らるすさん
ロト祭とか初耳でした。しかし、王子達が顔見知りだとすると、偽物説は熱くなりますね。影武者は王女に似たのが選ばれるのだろうけど、微妙に気付かれそうになったり、気付かれたけど何も言われなかったり…。王子達の願望により犬が王女になったとするなら、王子達の思いが投影されているわけで、せつなくなるとか何とか

>名無しさん
なるほど、ルビスのまもりとかありましたね。書いてて思いましたが、ロトの血族の印って、よくわからんですね。装備できたらロトなのか、使えたらロトなのか…。
犬化の理由は、僕もモシャスとか変化の杖の方がしっくりきますよね。何で犬なのかは、ブックマークコメントにあるように、趣味の問題でしょうか。
モンスター側に人間(元人間)が混じっているのを考えるのは楽しいですね。ハーゴンは多分元人間ですよね、きっと。

>岩雪さん
小説は読んでないですね。でも、ハーゴンの呪いで王女が犬にされたってどっかで見たような気がするんですけど、どこで見たんでしょうか……。
ローレシア王子偽物説!いいですねー。ロトの剣の弱さも、真の力を引き出せない(切れ味が出ない)としたら、納得できる……。


コメントみて思ったんですが、2の主人公達全員がロトの血族じゃないような気がしてきました。実はハーゴンがロトの血族の末裔で、ローレシア・サマルトリア・ムーンブルクが、歴史のある段階で王族が交代しているとしたら、倒錯した構図がまた面白いのではないでしょうか。世界を二度に渡って救ったロトの英雄が、最後には世界を破壊する神を呼び出そうとして、人間に殺されるという。ロトの物語は、2が最後なので、好き放題できるのが楽しいですね。

HIJHIJ2009/04/18 22:49↑DQ2のロトの剣は、リメイク版DQ3のカンダタが偽った偽者の剣といった説もありますよ。

sasuke8sasuke82009/04/21 19:57本物の王者の剣はカンダタが、嫌がらせに盗んですかねー。改心したくせに。

ぼびいぼびい2011/09/25 13:10妄想でいうなら、ですが。
地下室で捕まった王女、捕らえたのが邪教の神官ときたらやることは一つかなーってw
相当しっちゃかめっちゃかなヤラシイいじめられ方をされちゃう訳ですよ。宗教だからもう徹底的にこれでもか、ってくらいの。
で、わんわんとにゃんにゃんするに始まって、犬として調教されて、身も心も犬だ、みたいになって、じゃあ犬にしてあげる、っていうことで犬に変身。もういいや、ってことで放し飼いにされて町にいた、っていうなら分かる。町でわんわんとにゃんにゃんしてる王女を遠くから見てるハーゴン。それに気づかない町の人を嗤ってるとかね。
ラーの鏡で元に戻ったのはただの偶然で、基本あのままだから別に放しても良いやとハーゴンが思ったんじゃないのかなと。
それから、ロトの剣に関しては王子が偽者か、剣が偽者かのどっちかでしょう。オリハルコンが錆びるなんて思えない。

sasuke8sasuke82011/09/25 21:54ドラクエがダークファンタジーなら当然の展開かもしれませんね。というか薄い本の世界では、そういう話も既に描かれているかも……。
しかし、王女が壊れてしまったまま、王子達とそのまま旅を続けてるというのは、またいろいろ想像できそうですね。

2009-04-14リハビリーバブルや!

N君の憂鬱

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N君は思い悩んでいた。ただしN君は、自分が何について悩んでいるのかわかっていなかった。そのよくわからないN君の悩みは、N君の中に漠然とした不安を生み、所在不明な焦燥感を植え付けた。それは日々大きくなっていくが、N君はどうすることも出来ずに、ただ悩んでいるのだった。

N君と去年の春に結婚したMさんは、N君を心配した。

仕事がうまくいってないの?」

「いや、順調だよ。新しいプロジェクトを任せられることになった。やりがいもある」

お金のこと?」

「今の会社給料もいいし、独身時代の貯金もあるから心配してない」

「私の両親のこと?」

「君の両親とは結婚前はいろいろあったけど、もうわだかまりもないし、ぶつかったおかげでいろいろわかった。君のご両親はとてもよい人達だよ」

「……子供のこと?」

そう言って、Mさんは自分お腹をなでた。Mさんは妊娠10ヶ月。予定日はもうすぐだった。

N君はMさんの目を見て、嘘偽りなき気持ちで答えた。

「それは違う。僕達の子供が生まれることは、僕の喜びであり、僕の幸せなんだよ」


しかしN君の悩みは晴れない。N君の周囲の人間はN君を思いやり励ました。

N君の祖父Aはまだ存命で、祖母のBと共にN君達の家に遊びにきては、少ない年金から美味しい食材子供服などを買ってくれる。N君とMさんを引き合わせた二人のの共通の友人Cさんとその夫D氏は、二人を招いてホームパーティを開いた。そこで、N君は友人Eくん、Fくん、Gさんらと楽しい時間を過ごした。N君の上司であるいつも寡黙なH部長は、珍しくN君を飲みに誘い、酔いつぶれながら、N君を頼りにしていることを明かした。Mさんの姉で、ガンジスの呼び声を聞いたと言って仕事を辞めインド旅行中のIさんから数年ぶりに手紙が届いた。N君が初恋の相手である双子の姪のJちゃんとKちゃんが恋の相談をしにやってきて、N君とMさんは大いに二人を焚きつけた。N君の古くからの友人のLは外国から珍しいお菓子をたくさんくれた。繁華街でN君は占い師Oに占ってもらったところ、N君の運勢は三国志で言うところの赤壁の戦いだという。N君の行きつけの喫茶店のマスターP氏は、N君とMさんに新作コーヒーをふるまい小粋なジョークで和ませてくれた。N君の弟のQ君は珍しく、N君の大好きな歌手Rのライブチケットをただでくれた。N君の街を騒がした変態魔術師Sが、Mさんの活躍により逮捕され、Mさんは元彼Tの仇をやっと討つことができた。歌手Uと俳優Vがスピード離婚した。N君が通勤途中にふとしたことで出会い仲良くなった老夫婦WさんとXさんの家に招かれ、行方不明の息子の話を聞いたところで、近所の公園に住むようになり顔見知りになったホームレスのY氏を思いだし、引き合わせてみればやっぱり本人で、涙の対面となった。

全てはうまく進んでいた。そして、Mさんが出産の為に入院していた病院から連絡があり、N君は仕事を途中で切り上げて、病院に向かった。Mさんは既に分娩室に入っていた。かかりつけの産婦人科医Z氏は、持病を持つMさんの出産には危険が伴うとN君に告げた。N君はそれを事前に聞いて覚悟していたので、静かにうなずいた。

N君にとってそれは長い夜だった。

しかし、夜明け頃、分娩室の外で、ただひたすら祈っていたN君の耳に、赤ん坊の鳴き声が届く。N君の体の奥底からこみ上げる喜びとともに、唐突にN君の悩みが言語化した。


アルファベットが足りない」


分娩室で、生まれたて赤ん坊を抱いたとき、N君の心は決まった。N君がMさんを見やると、Mさんは憔悴しながらも決意をたたえた目でN君を見ていた。夫婦の間に無言の意思確認が行われる。この子の為にできること。足りなければ、減らせばいい。

産婦人科医Z氏は、泣いて喜ぶ夫婦の姿に目を細めながら、本能で異様な雰囲気を感じ取って、知らず一歩後ずさった。早ければ早い方がいい。Z氏を見る二人の目がそう言っているように見えた。

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