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2010-03-22タネも仕掛けもなく面白くもなくオチもない

無断天才禁止

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そのサイトの右下には1行、「無断天才禁止」と書かれている。

そのほか、「プロフィール」と「掲示板」のリンクがあり、「プロフィール」のリンクの先には、「工事中」とだけ書かれたページがあった。「掲示板」のリンクをクリックすると、昔ながらの味も素っ気もない掲示板が現われる。

そこには管理人とおぼしき「ぺぼ」というハンドル名と、「天才」というハンドル名の書き込みが続いていた。

僕は、このサイトを、父親と共用のPCのお気に入りから見つけた。エロサイトでもないかと、軽い気持ちで見た父親のお気に入りで、このサイトを見つけたのだった。

ログを見ると、「天才」の書き込みから、流れが始まっている。



サイトの右下のアレ  投稿者:天才 投稿日:2007年 07月17日(水) 07時01分00秒


「無断天才禁止」って何ですか?

僕は特に誰にも断らず、天才なんですが、だめなんですか?

はじめまして  投稿者:ぺぼ 投稿日:2007年 07月17日(水) 19時12分10秒


>僕は特に誰にも断らず、天才なんですが、だめなんですか?

だめです。

あなたが、天才だとするなら、しかるべき場所で、しかるべき手段をもって、しかるべき断りを入れていただく必要があります。それが天才の義務です。

あなたが、それらの義務を果たしていないのなら、天才と名乗るべきではありません。

そうですか  投稿者:天才 投稿日:2007年 07月17日(水) 21時08分30秒


なるほど、ぺぼさんの言うことは、初めて聞きました。

僕は天才は天才として在るのみという認識だったのですが、審査等が必要ということでしょうか?

僕はどうすればいいのでしょう?

何度も言いますが  投稿者:ぺぼ 投稿日:2007年 07月17日(水) 21時39分10秒


あなたが、天才だとするなら、しかるべき場所で、しかるべき手段をもって、しかるべき断りを入れていただく必要があります。それが天才の義務です。

あなたが、それらの義務を果たしていないのなら、天才と名乗るべきではありません。

ですから  投稿者:天才 投稿日:2007年 07月17日(水) 21時42分30秒


それは聞きました。もう少し詳しく教えて下さい。

ですから  投稿者:ぺぼ 投稿日:2007年 07月17日(水) 21時08分30秒


知りません。でも、あなたには必要なさそうですね。あなたは天才ではなさそうだ。

知りませんって  投稿者:天才 投稿日:2007年 07月17日(水) 21時42分30秒


どういうことですか?

僕は天才です。誰がなんと言おうと、僕は天才です。


そんなやりとりが続く。途中揚げ足取りや、天才の定義の話になったり、人格否定になったり、何のことはない。ふつうのインターネットの風景だ。

「天才」は天才ではないのかもしれないし、本当に天才なのかもしれないけど、この掲示板でのやりとりは、くだらない。そんなものを3時間も読み続けた僕も本当にくだらない。

「くだらなくなんかない!」

「そうだ!くだらないなんていうやつがくだらないな!なあ!」

僕の後ろのクローゼットがばんと開いて、父親が飛び出して、叫んだ。

叫びながら父親は、クローゼットの下段、タンスの引き出しを勢いよく引き出した。そこには、知らないおっさんが寝ていた。

「お前はくだらないやつだな!」

それは、父親の声の後に聞こえた声で、何でくぐもって聞こえたのかと思ったら、タンスの中にいたのだ。

僕は回転椅子をくるりと回転させると、勢いよく立ち上がった。

僕の身長は186cmで、結構高い。しかし、父の身長は160.1cm(自称)だが、シークレットブーツを履いているのか、2メートル近くあった。

僕は、身長で勝てると思っていたので




だめだ。なんだなんだこれは…。とりあえず勢いよく新キャラを飛び出させてみたが、全く先が思いつかない。

どうする。どうする。id:yarukimedesuから依頼のあった「無断天才禁止」で創作しようぜ!企画は企画倒れになってしまう。全然思いつかなかったけど、とりあえず話に乗ってたら、やることになってしまった。早めに謝っておくべきだった。

大体、「無断天才禁止」は無理だわ。意味がわからん。なんだ、奥義か?

「我、無断天才をついに極めたりィィ!」

そう叫ぶと男は、邪な光を発しながら、空に飛び上がった!

ほら、無理だよ。無理だ。無理無理。さあ、どうしよう。どうする。大体、情報が少なすぎるんだよ。無断も、天才も、禁止も。間違った方向に広げようにも、何が正しくて何が間違っているのかもわからん。ああ、もうだめだ。


ああ、もうぶっちゃけ楽屋落ち形式ですら、どうにもならない。書き続けても何も答えが見えない。

いや、本当に見えないのか? 

僕は何か見落としているんじゃないのか?

もしかして、答えは既にそろっているのではないか? 

僕の中に小さな直感が芽生える。僕はもう一度無言で、最初から読み直した。

そして、直感が確信に変わった。


全然、面白くない!(オチもない!)

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