病むに病まれてビラの裏 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2009/01/23 (金)福太郎がくる!!

清浄なる書物

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「この本は、こんなに面白いのに、どうして福魔されないの?」


 本を読み終え、少年は、老人に言った。


「いいや、その本は、たくさんの果名達が福魔しているんだよ。ただ、還須徒のせいか、上手く出てないだけなんだ。」


 暖かい日差しの中で、老人は言った。


 実際、その書物の福魔殿には、たくさんの果名達が、名を連ねていた。老人の言う、還須徒が事実なのか、世界の方が、まだ慣れてないのかもしれない。ただ、そこには、出素は勿論のこと、己面斗や多愚もなかったため、少年の目には映らなかったのである。

 福魔殿には、めずらしい、清々しい空気が流れていた。