病むに病まれてビラの裏 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2011/11/17 (木)思いついた事は即投入の仕事術(無職)

空から女の子が降ってこないかなあ。

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 世の中が乱れたせいか、人の心が少しずつ狂いだしたせいか。それとも、あのお方の天意か。先ず、男の中で絶望し、発狂する者が現れた。そうすると、狂った男と同数の女がこの世から消えた。次に残った女の中で、絶望し、発狂する者が現れた。そうすると、狂った女と同数の男がこの世から消えた。

 残った狂った男は、狂わなかった男を殺した。狂った女は、狂った男と、狂わなかった女を殺した。それらを幾度となく繰り返し、最終的に、この世界は男だけになってしまった。


 ある日、空から神の声がした。


-おーい。お前たちー。世界に男しかいなくなったから、仕方ないから、女の子を一人、空から降らすよー。それを受けとった男とその女の子が、新しい人類の始祖だよー。受け取れなかった奴らはー。約束の場所と約束の時を教えるから、ちゃんと覚えろよー。時間になったら、ちゃんと来いよー。来なくてもよいよー。


 この世界に残った全ての男は、約束の場所と約束の時を記憶した。そして、約束の時までに約束の場所を目指して移動をはじめた。そのまま、動かなかった男達もいた。動き出した男達は、皆、同じ事を考えていた。


-動かなかった奴は“失敗”だ。

-女を受けとれない奴も“失敗”だ。

-女を受けとれない奴も“失敗”だ。

-女を受けとれない奴も“失敗”だ。


 時が経つにつれ、その想いは男達の中に降り積もる。その重さに耐え切れず挫折する男、自ら命を絶つ男も現れ、約束の場所に近づくにつれ、男は人数を減らしていった。約束の場所に着いた時には、もう僅かな人数になっていた。約束の時まではまだ遠い。


-はやく空から女の子が降ってこないかなあ。



着想:空から女の子が降ってこないかなあ - Togetter