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2012/05/13 (日)「早く次のお題で書けカス。」。ラダトーム王は僕を罵った。

ミラクル博士の無敵のトライアングル人類殲滅作戦。

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 人間性に問題があって、非モテ街道42年の天才科学者

 私が職場に持ちこんでしまった同人誌

 凸と凹、とは表現できない歪なそれらが、ごりっと合わさった時に。

 人類は、緩やかな滅びの道を辿ることとなる。

 この地球に何が起きたのか???



 未来来雄42歳。自分の名前に使命感を感じて、タイムマシーンの研究にその身を捧げ、その実用化に一番近づいた…という地球一の天才と呼ばれる彼。名前と偉業を讃えて「ミラクル博士」と呼ばれている。そのミラクル博士が、私の雇用主。そんな私は、少しオタクな、青春を取り戻そうともしない32歳の寂しい女性事務員。ミラクル博士の研究所に勤めてるのは私だけ。

 ミラクル博士は、人間性に致命的な欠陥があって、いや、もう既に100回死んでも足りてないくらいの人間性欠陥人間で、彼の偉業と、資産を目当てに、女の人が集まってこない訳でもないのだけど…30歳になる前に起きた3度の失恋が、彼を恋愛に絶望させた。リア充死ね。世の中の全ての女性が、彼の敵となった。なのに私が事務員をできているのは、「女性を感じないから」らしい。それはそれでムカつく。「女の子はみんな~」とか言う女性芸能人は死ね、と思うけど、死んだ方が良いのは、男にもいる。

 そんな歪んだ腐れ博士が、さらに歪んで腐れ腐れ博士になろうとは…想像だにしなかった。私が職場に持ちこんでしまった同人誌。それが、スタートボタンになってしまった。


 ある日。


「きゃ!やだ!それ読んじゃったのですか!」

「帆伊豆君。何かね。このマンガは…けしからん。」

「申し訳ない!ついメロンブックスで買ったのをお昼休みに読もうとか思って…。」

「だが、素晴らしい。この男はカウンセラーかね?」

「いえ、お医者さんです。」

「なるほど。そして、診療に来る中学生。」

「ええ。」

「彼は、バイセクシャル家庭教師に性的悪戯を受けているのだね。」

「ええ。」

「…無敵のトライアングルここに極まらり。」

(噛んだ!)


 その日から、彼は、タイムマシンの研究を全て凍結させ、と言っても、スポンサードの関係から、表向きは難航してることにして、彼のもう一つの研究テーマである「業子力学」の研究に没頭していった。業子力学とは、因果関係を量子力学的に、業子、カルマトロンを扱う分野らしい。私は、詳しくないから、入出金とか、経費の打ち込みをしていた。

 そして、彼が同人誌を読んでから、丁度、801日目に、彼の研究「無敵のトライアングル」が完成する。性格が歪んだミラクル博士曰く…


「私がこれから時空間に放出するカルママシンは、時間を飛び越え、そして、私の障壁となった、あの腐れど腐れど低脳性的人間の3人の人生に干渉する。後は、言わずもがな、1人は、中学生に、1人は、精神科医に、1人は、家庭教師…という人生を歩むことになるのだ。後は、言わずもがな。ふふふ。サイン、コサイン、タンジェント…。」


 博士は愉快になると、三角比を口ずさむ。精神科医じゃあないのだけどな?居酒屋でこんな訳の分からない話をするミラクル博士は、やはり、性格が破綻しているのだと思う。次の日はお休みだったから、興味本位に、件の三人を訪ねてみると…なるほど、愉快なガチホモライフが送られていた。相手のことを出し抜きつつ、抜きつ、抜かれつ、楽しい生活。

 これだけのことが出来るなら、ミラクル博士は、自分が好きだった3人。最初の人か、はたまた、結果論的に1番好きだった女性との関係をカルママシンで作り変えれば良かったのに…と思った。面白いから、そのことは、ミラクル博士には言わないけど。でも、憎しみというのは、不可逆性なんだと思う。一度、憎しみで焼けた脳、歪んだ心は、同じようには戻らない。そもそも、ミラクル博士は性格を矯正させるつもりもなくて、どんどんと、取り返しがつかないくらいに、性格が捻じれ曲がっていく。

 私も面白いから、珠玉の同人誌を、これ見よがしに、博士の机とか、色んな所に挟んでおいた。そしたら、ミラクル博士は、どんどんと狂ちゃって、1回に1億くらいのカルママシンを過去に向かって、どばどばと放出させて、私達が住む現代は、ガチホモだらけになっているみたい。大学生、肉屋、米屋、商店街、担当教官、マンガ家、アシスタント…無敵のトライアングルが、どんどんと形成される。三角形の頂点が新たな頂点となり、どんどんと、トライアングルが広がって行く。地球表面が、男性人口の頂点数のポリゴン面になる日は近い。

 今はまだ、人口増加が緩やかになっている…と世間は喜んでいる。だけど、近いうちに、増加が減少に変わり、そして、最終的には、全人類が一瞬にして消えるのじゃないか?と、想像する。私は私で、市井にリアルホモが増えて、それは、それで、楽しんでいる。充実してます。


 心が歪んでしまえば、知識も、革新的な技術も、科学も、正しく使われない…そういうことかなぁ。そういえば、「sincostan」をアナグラムさせたら面白い言葉が出てきそう。sとnの使いどころに悩んだけど、「san」にしたら…敬称をつけちゃった。あ、いや、sが一個余るのか。


お題:
「ミラクル博士」「無敵のトライアングル
 の何れか(あるいは両方)から連想したストーリー
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反省。

 カッっとなってやりました。今は後悔している。