病むに病まれてビラの裏 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012/06/06 (水)勇者に120ゴールドもやったぜぇ。ワイルドだろぅ?

小説ワイルド化「好きな人と結婚できるオア毎週誰とでも1回セックスできるぜぇ」

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 おーい、お前だぜぇ。神様だぜぇ。お前、この先も幸せないから、願いをかなえてやるぜぇ。でも、次のどちらかから選べだぜぇ。好きな人と結婚できる、もしくは、毎週誰とでも1回セックスできるのどちらかだぜぇ。結婚は絶対にさせるぜぇ。セックスは、相手を選べば老若男女だぜぇ。但し、週に1セックスだけだぜぇ。

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 馬鹿な質問だぜぇ。声も馬鹿っぽかったんだけどだぜぇ。当然、俺は、前者を選んだぜぇ。「好きな人との結婚」、当然だと思うぜぇ。正直、老若男女の「若」の部分に多少なりとも食指が動いたんだけどだぜぇ。それでも、週に1度のセックスが保証されるといえど、何歳まで勃起が出来るかわからないし、堅実な人生。結婚を選べば、間違いないだと思うぜぇ。そういう訳で、俺は、学生の頃から、ずっとずっと、ずっと好きだった女と結婚をする事が出来たんだぜぇ。両方の両親は祝ってくれたぜぇ。友達も祝ってくれたぜぇ。だがだぜぇ。彼女は、うかない顔をしていたぜぇ。好きな男がいたらしいぜぇ。だけど、私と結婚をする事にしたらしいぜぇ。あの朝、もう、何年も会ってなかったのに、婚姻届を持って、俺の家に現れたのは、彼女だったんだぜぇ。不思議そうな顔をしていたぜぇ。最初は、戸惑いもあったみたいだがだぜぇ。彼女も、次第に結婚生活に慣れてくれたみたいだぜぇ。自慢じゃあないが、俺は、高給取りだぜぇ。お金の事で彼女に心配はかけないぜぇ。だがだぜぇ。若干、不眠症の気があるのかだぜぇ。彼女は、昼間も眠そうにしているぜぇ。今度、ベットと布団を新調しようかと考えているぜぇ。彼女は、よく出来た奥さんだと思うぜぇ。まだお互い若い訳だしだぜぇ。例えば、パートに出るとかだぜぇ。習い事をしたいとかだぜぇ。色々とありそうだがだぜぇ。ほとんど外に出ないで家にいてくれるぜぇ。町内会の会合や、行事ごと、後は、買い物ぐらいだろうかぜぇ。いつも家で待っていてくれているぜぇ。ただ、家事のやりすぎだろうかだぜぇ。やりすぎって変だがだぜぇ。彼女の手が、年の割りに、ボロボロになっているのが、少し気になるぜぇ。洗濯や洗い物が多いからだろうかぜぇ。独身だった頃は、自炊をするにしても、なんでも大皿にまとめていたんだけどだぜぇ。結婚すれば、変わるもので、彼女は、これでもかと、おかずを小皿に分けてくれるぜぇ。それが、洗い物を増やしているわけなのだがだぜぇ。一度、手伝おうか?だぜぇ。と聞いてみたんだけどだぜぇ。家の事は私に任せて、という事で、やんわりと断られたぜぇ。しかし、ほとんど、家にこもりっきりで、たまには、外に食事に行くのもよいのかも知れないなだぜぇ。この家は、両親から引き継いだものなのだがだぜぇ。少し、ガタが出だしているぜぇ。台所や、お風呂場の壁が傷みだしているようだぜぇ。建て替えとは行かなくても、リフォームぐらい考えた方がよいのかも知れないぜぇ。彼女も使いやすいキッチンの方が良いだと思うぜぇ。一度、レストランに、外食に出たとき、彼女は不思議な事を言ったぜぇ。どうして俺と結婚したかだぜぇ。自分でもよく分からないそうだぜぇ。運命とは、そういうものだと思うぜぇ。だがだぜぇ。それ以上、彼女は言葉を続けず、テレビの事や、たわいも無い会話に戻ったぜぇ。それからかも知れないぜぇ。彼女の奇行が目立つようになったのはだぜぇ。どうも、いつも何かだぜぇ。食い縛っている感じがするしだぜぇ。家の壁も、どんどんと痛んできているぜぇ。夜はほとんど寝ていないようだぜぇ。小皿は増えるばかりだぜぇ。レストランでの会話が、何かだぜぇ。彼女の中の堰を切らしたのだろうかぜぇ。目が血走っているぜぇ。玄関のドアが壊れたぜぇ。たぶん、彼女がやったのだと思うぜぇ。だがだぜぇ。彼女は、ずっと家にいるぜぇ。僕を待ってくれているぜぇ。町民運動会の打ち合わせで、近くの集会所に行っても戻ってきてくれるぜぇ。今朝、小包みが届いたぜぇ。袖の長いジャケットで、所々にベルトとバックルがついているぜぇ。差出人は、「神田神夫」さんだぜぇ。結婚して、本当によかったぜぇ。ワイルドだろぅ?


原文:好きな人と結婚できるオア毎週誰とでも1回セックスできる