病むに病まれてビラの裏 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013/01/25 (金)ラダトーム王「構想段階では8倍しもネタでした。」

俺が体調を崩したのは深夜テレビを観ながら酒を飲んでそのまま寝たのが悪い!

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責めることのできない善意の結果を小説にしたい。

無知ゆえに、善意が上手く結果を出さなくて、それゆえに相手を責めることができない…という部分に『やるせなさ』のようなモノを感じます。その感情を、いつか、小説なり演劇なりで表したいな…と思っています。
小説の書き方「タイトルから考え、描きたい感情・気持ちを探す」感じでした。


俺が体調を崩したのは深夜テレビを観ながら酒を飲んでそのまま寝たのが悪い!

のだが、こんな時期に風邪を引いてしまった。試験が終った後だから、まだ良いようなモノだけど、レポートの提出とかもあるから、すぐに治さねば。まぁ、でも風邪と言っても軽い感じだし、今日1日寝ていたら、治るだろう。久しぶりにクロノ・トリガーでもやろうかな?

しかし、ちょっと大袈裟に咳き込んでみたら、妹の節美(ふしみ)がえらく慌ててた。ちょっと悪いことをしたかな?でも、お粥を作ってくれるらしい。


「お兄ちゃん。できたよ~。」


おお。きたきた。世の中にはリアル妹は小さい『おかん』みたいな揶揄する言葉もあるが、それはお前たちのおかんがおかんなんだろう。風邪のせいか悪寒がするぜ。なんちって。俺の妹は、お前らの妹と違ってキュートでプリティーだ。お前ら不細工な妹、ひいては劣化したおかんとは違う。何しろ、お粥まで作ってくれるのだ。ふむふむ、なかなか、美味そうだ…。む。


「ふ、節美。な、なんか…はじめて匂うお粥の臭いがするのだけど…。」

「あ?分かる?風邪がよくなるように、ショウガとかニンニクとかニラとか、身体に良さそうなモノと、あと、お父さんの部屋にあったスタミナドリンクも一緒に入れて煮込んでみました。」


ジーザス。おそらく『マムシエキス』だ。二つの意味でショックだ。ニコニコしている妹。俺も、お前も、マムシの力で…微熱でも熱があるのか、変なことを考えた。いかんいかん。


「さ。冷めないうちに食べて?」

「あ、ああ、そうだな。うん。そうだ…。」


…食べない訳にはいかないか。食べるしかないよな。妹思いの俺に食べないなんて選択肢はない。食べる。食べるよ。


「…ん。」

「美味しい…?」


…例えば、水餃子入りのお粥があったとすれば、それは、そこそこ食べることができるだろう。だが、餃子の中の薬味の分量と、このお粥の分量は違う。そして、おそらくマムシエキスに含有されている様々な成分と砂糖の甘みと苦味…お粥で薄まった分、甘みが薄れて、栄養ドリンクの本来の飲みにくさが分かる。分かりやすい言葉で苦い、酸っぱい、甘い、辛い…という感じだろうか?


「大丈夫!?汗かいてるよ!?お、美味しくなかった…??」


目を潤ませて心配そうに俺を見ている。


「い、いや…そんなことないよ。美味しい。美味しいよ。栄養満点だからさ、体が温まって汗かいちゃった…。うん。美味しい…でも、ちょっと汗かいちゃったから、水も持ってきて欲しいかな?」


そう言いながら、俺は枕元に手をのばしていた。


「あ、後、ティッシュも一箱お願い。」

「うん。分かった。無理しないでゆっくりと食べててね。」


パタパタと階下に降りていく妹。ふぅ。これが兄の勤めかな。しかし、身体が熱い…。味は厳しいモノがあるけど、薬効みたいなモノはあるのかな…。水で薄めながら、ゆっくり食べれば案外、身体に良いかも知れない。ちょっと怖いけど。

窓の外は風が強く。気温も寒い。夜の間にできた霜が、さらにビキビキと土を盛り上げているかも知れない。


作品解説。

思い浮かんだ妹の年齢が貴方のストライクゾーンです。